外資系企業か日系企業か
こんにちは!エンカレッジ慶應支部の永野です。
帰国子女の就活生の悩みでよくあるのが、「外資系企業か日系企業か」だと思います。
私は高校を卒業するまでの9年間をアメリカで過ごし、就活中は外資系企業(主に外資メーカー)と日系企業(主に金融と商社)を見ていました。
どちらともインターンに参加したり、社員の方に会った結果、日系企業を選びました。
私が最終的に日系企業を選んだのは、
以下のメリットデメリットを比較し、最終的には「新卒採用のメリットを最大限にいかし、中途では入社しにくい会社にいく」と考えました。
今の時代、日系企業に入社しても転職はできるので、とりあえず中途では入社しにくいような会社に決めました。
外資系企業と日系企業を比較した以下のメリットが参考になれば幸いです。
外資のメリット
⑴裁量権
年功序列でないため、入社一年目から1人でプロジェクトを任される人が多いです。その分大きなプレッシャーにはなりますが、プレッシャーがモチベーションにつながる人にとっては良い環境です。
⑵お給料が高い
殆どの外資系企業の初任給は、日系企業の初任給より高いです。始めから高収入になるため、その感覚に慣れてしまい、日系企業に転職したくてもお給料の面で躊躇する人が多いです(外資より高い給料を払ってくれる日系が少ないため)。
⑶勤務地が東京
例外は稀にありますが、ほとんどの外資系企業は東京にオフィスを構えているため、地方転勤はないです。東京で働くことにこだわる人にとっては魅力的に映ると思います。
日系のメリット
⑴育ててくれる環境
一般的に、外資系企業に比べて日系企業の方が研修が充実しています。日系企業ほど若手社員をきちんと教育してくれるところは世界中を見ても稀です。社会に出るとこの基礎ができているかどうかが、少なくとも日本社会においてはとても大事だったりします。
⑵新卒の方が優遇される
日系企業も最近は中途採用を積極的に行なっていますが、やはり新卒採用で入社した方が優遇されます。一方、外資系企業は中途採用が非常に多く、かつ中途採用の方が入社難易度が低かったりします(某外資メーカーに入社した新卒の方は、中途採用の方のレベルが低いと嘆いていました)。
⑶アットホームな環境
アットホームな外資もありますが、競争社会なことには変わりないです。いわゆる人があたたかく、アットホームだと言われている外資系メーカーなども、長期間インターンしていると殺伐とした雰囲気があるのが見えてきます。外資系企業に勤める人は帰属意識が薄いため、会社全体で利益を出すよりは、個人として評価されるような仕事をする人が多いです。逆に個人プレーが得意な人には居心地が良いと思います。